伊予の西条歴史散策
ふるさと伊予西条の隅々まで歴史や文化の足跡を辿っています。


└西條の案内板

札の辻1/西條の案内板9



札の辻1


商店街の東町紺屋町の出会った
T字形の三叉路の所を札の辻といいます。


江戸時代の西条藩の「お触れ書」である
高札」が掲げられていました。


札の辻」の名はこれにより生まれました。


この高札には次のように書かれていました。


一、忠孝をはけまし、夫婦や兄弟、
  又親類の間までも、仲むつまじく、
  又召使いの者に至るまで、あわれみを加うべし、 
  もし不忠不孝の者があったら重く罰せられること。
 
一、萬事に贅沢をしてはいけない。
  家屋や衣服また飲食などに至るまで、倹約をせねばならぬ。

一、悪心をもって、あるいは、あざむいたり、
  あるいは、人に無理をもちかけたり、
  あるいは、自分の利益のために、
  人に損害をあたえてはならない。
  すべて家業に精を出してはげむよう。

一、盗賊ならびに悪業の者があったら訴え出よ。
  きっと褒美をあたえる。附 賭博はかたく禁じること。

一、喧嘩口論は禁止しておるが、
  もしあったときはみだりにその場へ行くべからず。
  又そのことで傷ついた者を、かくまったりしてはならない。

一、死罪に行われる者があったとき、
  かねて許しのあったもののほかは、
  その処刑の場へ集まってはならない。

一、人の売買はかたく停止する。
  ならびに、年季奉公は、
  召使い下男下女ともに十ケ年を限るべし。
  もしその年限を越えた時は罰すべし。

  附 譜代の家人や永くその故郷に住んでいた者で、
  他所へ移住、定着し、而も妻子まであり、
  その上過ちのない者を、呼び返してはならない。

右条々を相守るべし。
若しこれにそむいて罪を犯す者があれば、
きびしく罰するからと仰せいだされたので
かように下知するのである。       奉行